PVコンサルティング株式会社

主な狙い

間接保有とは

不動産や自社株等を自らのプライベート・カンパニー（略：ＰＣ）名義とし、ＰＣの株式を介して間接保有することを言います。
なお、個人名義のまま所有することを直接保有と言います。

間接保有とする理由

• ①法人には対外信用力等、事業主体としての本来の適性があります。
• ②法人には死がありません。従って経営者や株主が死亡しても事業主体である法人格には直接的な影響がなく、煩雑な相続手続きは法人資産等には及びません。
• ③所得税等が増税傾向にある中、法人税は減税方向にあります。中小企業税率に関しては、所得８００万円以下は既に１５％と優位です。
  従って、法人内での内部留保の活用は重要な選択肢です。
• ④相続財産の評価方法は、直接保有の場合「純資産方式」に限定されます。間接保有とすることにより「類似業種比準方式（略：類似方式）」の選択が認められ、相続税節税の入口となります。

間接保有効果の決め手は、組入資産の質と量です

資産の組入れには、長期かつ計画的な取組みが必要です。

法人税と所得税

• 法人税

  課税所得	税率
  ８００万円以下	１５．０％
  ８００万円超	２３．９％

  • 損益通算
  • 費用化メリット：　生命保険料・小規模共済等

• 個人所得税

  課税所得	税率	控除額
  330万円を超え 695万円以下	20％	427,500円
  695万円を超え 900万円以下	23％	636,000円
  900万円を超え 1,800万円以下	33％	1,536,000円
  1,800万円超	40％	2,796,000円

キャッシュフローの強化

インカム強化

• ＣＲＥ（ＲＯＡ基準）
• 資産の入替え　⇒　Ａクラスの物件を狙う
• 有効活用（貸地整理・立退き・等価交換・借主誘致）

マネジメント

• リスク・マネジメント

  • 空室リスク
  • 滞納リスク
  • 災害リスク
  • 値下りリスク
  • 金利上昇リスク

• 税務戦略（税理士とタイアップ）

  • 法人税
  • 所得税
  • 相続税

• 財務戦略

  • 会計処理の受託

    営業データと会計データのリアルタイムな一体処理
    （税務申告に必要な一切のデータを税理士様に引継ぎます）

  • 財務サポート

    経費の適正化
    ＜例＞　火災保険：過大は無駄ですが、過小はリスクです。

• ファイナンス・サポート

  借入金返済計画について

  • 設備償却が終わる１５年前後に、減価償却（支出のない費用）が激減し、見せかけの収益増加により、税負担が増加します。
  • ほぼ同時期に、大規模修繕等の修繕費（支出を伴う費用）も増加します。

相続関連の必見情報

• プライベートカンパニー(略:PC)を活用した＜一般的な相続の流れ＞　

  ＰＣの株主が子（推定相続人）の場合

  親の財産等を順次贈与又は売買等により相続までにＰＣへの移転完結を目指します。

• ＰＣの株主が親（推定被相続人）の場合

  ＰＣの株式を＜親⇒子⇒孫＞と順次相続することになります。
  ＰＣ内の資産集積進化に伴い贈与・売買等による移転コストが上昇の結果、相続手続きに依存する割合が増加し、類似方式とＭｙ－ＴＫ活用効果が増大します。

  • 類似方式のメリットは、「簿価評価（含み損益不問）」＋「株主資本の評価減」です。
    従って、一般的に資産集積進化・大型化には有利な制度内容です。
  • 類似方式による株主資本の評価減は、株主資本の額により規制されます。
    増資により払込資本金を１億円以上とする場合は、大企業（国税庁管轄）となる他、 外形標準課税等の注意が必要です（内部留保相当額は、含まれません）。

• 既存法人をＰＣに衣替えする方が有利なケースもあります。

  その場合は、既存法人の株主構成にご注意下さい。

  • 類似方式を直ぐに適用したい（勧業後３年未満の会社は不適用）。
  • 既存法人の含み損や内部留保を活用し、類似方式の有効性を高めたい。
  • 既存法人の課税売上を活用し、新規取得建物の消費税還付を受けたい。

  ＜株主構成を変更する場合＞

  関係者間で株式を売買する場合は、譲渡益に２０％の分離課税が適用されます。

• Ｍｙ－ＴＫの導入メリット

  • 純資産方式又は直接保有にも活用できる「所得移転効果」があります。
  • 株式保有特定会社等の指定を外し、類似方式の適用を可能にすると共に、ＰＣの利益移転による株価引下げを実現できる「類似サポート効果」があります。
  • 同一ＰＣ内に出資者（所得移転先）の異なる複数のＭｙ－ＴＫを組成できます。これにより、特定Ｍｙ－ＴＫ出資者の関係肥大化防止が可能です。
    （詳しくは、「Ｍｙ－ＴＫ」のページをご参照下さい）